まずはセルフチェックで自分の体を知ろう 男性編
精子をつくる機能について
□ 子供の頃、耳下腺炎(おたふくかぜ)などで高熱を出したことがある
□ 成人してから高熱を出したことがある
□ ノートブックパソコンを常に太ももの上に置いて使用する
□ のどぼとけがない、女性のような乳房がある
精巣は熱に大変弱く、感染症や他の原因で高温になると、精子をつくる能力が低下することがあります。ノートパソコンの熱も長時間になると要注意です。
精巣や精路について
□ 睾丸が小さい、あるいは1個しかないようだ
□ 睾丸、陰のうに違和感がある。大きさがおかしい
□ スポーツや遊びで、睾丸を打撲したり、けがをしたことがある
□ 射精できない、射精しても量が少ない
陰のうの大きさは精子をつくる機能に比例します。精巣が小さい場合や、陰のうの熱感や痛みなどは、精子をつくる機能の低下が疑われます。
性機能について
□ ペニスが十分に勃起しない
□ 勃起が持続しない
□ うまく腟の中で射精できない
□ 異性に対して興味(性欲)を感じない
勃起障害には、交通事故や手術などによる機能障害の「器質的ED」と、身体的や精神疾患による「症候性ED」、心理的要因の「心因性ED」があり、それぞれに治療法が違います。何が原因かを見極めることが大切です。
生活習慣について
□ 喫煙の習慣がある
□ 飲酒の習慣があり、酒量は多い方だ
□ 仕事が忙しく、疲労感が抜けない、ストレスが強い
□ 外食が多い
□ 食べ物の好き嫌いが多い
生活習慣の乱れやストレスは、精子をつくる機能の低下を招く可能性があり、特に喫煙は精子の質の低下や形態異常につながるともいわれていますが、現実には生活習慣を悪くして、避妊に役立てることはできません。また度を過ぎた飲酒は、性欲を減退させてしまいます。しかし乏精子症、精子無力症を生活習慣で改善できる訳でもありません。