まずはセルフチェックで自分の体を知ろう 女性編
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もしかして私って不妊症?どうして赤ちゃんができないの?
不妊かどうか――。それは簡単にハッキリとした答えが出せるものではありません。
その答えは、婦人科や不妊治療専門クリニックを訪れ、検査をし、治療を進めてみて初めて、いろんな原因とともにわかってくるものです。
とはいえ、いきなり受診するのは不安があって当然ですし、勇気も必要なことでしょう。
そこで、まずは〝どうして赤ちゃんができないのか?〞を知る手がかりを、セルフチェックしてみましょう。
ご自分のことはもちろん、パートナーと一緒にチェックされると、より理解が深まるのではないでしょうか。
年齢と不妊期間について
□ 35歳以上である
□ 40歳以上である
□ 妊娠を望み1年以上夫婦生活を営んでいるが妊娠しない
不妊症の定義では、避妊しない期間が1年以上といわれています、女性の年齢が高ければ高いほど、妊娠率は下がります。35~40歳以上で、妊娠を望んで1年以上が経過しているならば、早めの検査をお勧めします。
月経周期とホルモンについて
□ 月経周期が安定していない
□ 生理痛は重いほうだ
□ 月経の量が少なくなったと感じる
□ 生理でもないのに出血がある
□ 乳首をつまむと白い液あるいはかす状のものが出ることがある
□ 排卵期におりものの量が増えないように感じる
□ 標準体重(BMI)数値が25以上もしくは18.5以下である
*標準体重(BMI)=体重÷(身長×身長)
月経周期とホルモンは切っても切れない関係。月経周期が安定し、月経トラブルが少ないということは、すなわちホルモンのバランスが良いということです。授乳中でもないのにおっぱいのようなものが出る、またBMIの標準値より大きく外れた肥満や体重減少など、この項目でチェックが多ければ、ホルモンバランスが崩れ、排卵などに問題があるかもしれません。
性感染症について
□ おりものが多い、色が黄色い、また臭うことがある
□ 性器周辺にかゆみがある
□ 性器周辺が赤く腫れたり、水ぶくれができたりする
□ 性感染症(クラミジア、淋病、梅毒など)にかかったことがある
知らないうちに感染して発症し、それによって卵管が詰まるなどの不妊原因となる可能性がある性感染症。自己診断のポイントになるのはおりものの臭いや性状です。おかしいなと感じたら、まずは受診しましょう。
子宮や卵管について
□ 子宮、卵巣の病気を患ったことがある
□ 子宮、卵管、卵巣の手術を受けたことがある
□ 月経痛が以前よりひどくなった、生理の量が増えた
□ セックスの時に痛みがある
子宮筋腫、卵巣嚢腫などの既往歴が妊娠への障害原因になる場合もあります。性交時の痛みや、月経量や月経痛が増してきたという場合は、子宮内膜症や子宮筋腫の疑いもあります。
生活習慣について
□ 喫煙の習慣がある、あるいはパートナーに喫煙習慣がある
□ 飲酒の習慣があり、酒量は多い方だ
□ 冷え性である
□ 夜更かし気味、または睡眠不足気味である
□ 食べ物に好き嫌いが多い方
生活習慣が直接妊娠率に大きく影響することはありませんが、血行の悪さは妊娠機能に悪影響があります。体が健康であることは、安全な妊娠、出産するための前提条件です。
体と心について
□ 家事や仕事がきつく、いつも肉体的な疲労感が残る
□ 精神的ストレスがある
□ 異性に対して興味(性欲)を感じない
□ メンタルケアを心療内科あるいは精神科で受けたことがある
ストレスが大きいと脳の神経細胞が刺激され、ホルモンバランスが崩れます。女性の場合は月経周期が乱れ、排卵障害につながる可能性があります。